旅行時期:かなり前
今回、一番行きたかった所が、パナマのダリエン地方。
南米コロンビアとの国境地帯に広がるジャングルで、
チョコ族と言うユニークな文化を持つインディオが暮らしています。
以前、彼らの小さな写真入りの記事を見た時、自分の好奇心は強く掻き立てられ、
「いつか行きたい」と思っていました。
<ダリエンへのアプローチ>
まずパナマシティから国内線のセスナで1時間強、
パナマシティの南、太平洋沿岸にあるダリエンの州都「ラ・パルマ」へ。
町はパナマ最大の河川「リオ・トゥリア」が太平洋に注ぎ込む下流沿いに、
小じんまりと築かれている。
植民地時代にスペイン人によって作られた町なのだが、いわゆるコロニアル風の街ではなく、
プランテーション作物出荷のための土の匂いがする港街である。
<チョコ族のモゲ村へ>
ラ・パルマからモーター付きボートに乗り込んでモゲ村へ。
ボートは沿岸に群生するマングローブをわき目に、トゥリア河をのぼって行く。
1時間もすると雨はあがり、ボートは支流のモゲ川へ。
緑深く濃いまさにジャングルへ分け入って行く。
やがて川沿にバナナ畑が現れ、ボートが止まる。着いたらしい。
ボートを降りると、服を来た少女が遠巻きに、こちらの様子をうかがっているのに気づいた。
今回、一番行きたかった所が、パナマのダリエン地方。
南米コロンビアとの国境地帯に広がるジャングルで、
チョコ族と言うユニークな文化を持つインディオが暮らしています。
以前、彼らの小さな写真入りの記事を見た時、自分の好奇心は強く掻き立てられ、
「いつか行きたい」と思っていました。
<ダリエンへのアプローチ>
まずパナマシティから国内線のセスナで1時間強、
パナマシティの南、太平洋沿岸にあるダリエンの州都「ラ・パルマ」へ。
町はパナマ最大の河川「リオ・トゥリア」が太平洋に注ぎ込む下流沿いに、
小じんまりと築かれている。
植民地時代にスペイン人によって作られた町なのだが、いわゆるコロニアル風の街ではなく、
プランテーション作物出荷のための土の匂いがする港街である。
<チョコ族のモゲ村へ>
ラ・パルマからモーター付きボートに乗り込んでモゲ村へ。
ボートは沿岸に群生するマングローブをわき目に、トゥリア河をのぼって行く。
1時間もすると雨はあがり、ボートは支流のモゲ川へ。
緑深く濃いまさにジャングルへ分け入って行く。
やがて川沿にバナナ畑が現れ、ボートが止まる。着いたらしい。
ボートを降りると、服を来た少女が遠巻きに、こちらの様子をうかがっているのに気づいた。
腕や胸元など、洋服から露出した部分にしま模様が見える。イレズミのようだ。
船着場にいた人に先導してもらって、しばらくジャングルの小道を歩く。
歩き始めて間もなく、青く輝くものがひらひらと目の前を横切った。「モルファ蝶だ!」
20分ほど歩くとモゲ村の集落に到着。村には高床の家が並んでいる。
我々は村の中央の一段と高い床の大きな建物へ通される。多分、村の集会所のような所だろう。
やがて小太りの若き村長が現れて、握手を交わす。どうやら快く迎えてくれたようだ。
実はこの女性の体のしま模様、村を訪れるまではずっとイレズミだと思っていたのですが、
イレズミではなく、木の実の汁で描くのだそうです。
描いた時はこれほど濃くないのですが、1日もすると酸化してこの写真のように濃くなり、
1、2週間は持つそうです。
始めは思ったより近代化していて、洋服を着た人も多いな、と思ったのですが、
裸に腰巻だけという女性も多く何よりチョコ族特有の、
女性が全身ペインティングをする伝統は健在なようで、全ての女性の体に見事な模様が描かれています。
モゲ村の集落は半径200mほど、その周辺のバナナ畑を越えると、
もうそこは手付かずのジャングル!!
モルフォ蝶などは常時乱舞、その他きれいな蝶や珍しい昆虫類、
色鮮やかなトロピカル・フラワー、大きなくちばしのトゥッカーノ(オオオオハシ)、
インコ、パナマの国鳥・ハッピーイーグルなどの鳥類などが見れました。
圧巻だったのは、木々を揺らしてジャングルの中を飛び跳ねる、小型のサル、タマリン。
靴やズボンのすそをさらにドロドロにして半日ジャングルをトレッキングしたのですが、
とてもエキサイティングでした!
モゲ村の少年はペットにしていたタマリンをペットにしていました。
ここはコスタリカの国立公園のように、トレッキングコースが整備されている訳ではありません。
モゲ村の方にガイドを頼み、彼らが普段狩りなどに使う道を案内してもらいました。
ジャングルで出会ったこれらの生き物の写真は、全然撮れませんでした。
やつらは、ファインダーを覗くと、実際に目で見るよりもずっと小さく、
すばしっこく、常に動き回っています。
しかもうっそうと茂るジャングルの間から、その姿をのぞかせます。
オートフォーカスは周囲の枝葉ばかりにピントを合わせちゃうし、
一瞬でピントを合わせて写真を撮るなんて、相当の離れ業です。
やっぱ専門家の方ってすごいんですね。。
<カリブに浮かぶクナ族の島、サンブラス諸島>
ダリエンから戻ると、パナマシティから国内線で1時間、
カリブに浮かぶサンブラス諸島を訪れました。
島には独特の衣装を身に着けたクナ族が暮らしています。
ダリエンは、旅行者はめったに訪れないレアな秘境ですが、
こちらは旅行者が大勢訪れるパナマでもメジャーな観光地と言って良いでしょう。
そのせいでこちらは少々観光客すれしていて、
クナ族の写真を撮ると1$支払うことになっています。
または彼女たちが売るお土産を買わないと写真は撮らせてもらえません。
ダリエンのチョコ族では全くそういうことはなく、
ことわりさえすれば、笑顔を交わすだけで撮影できたのですが。。。
観光客すれしてると言っても、ここサンブラス諸島のクナ族の女性は、
観光用にわざわざこの衣装を身に付けているわけではないんです。
普段から女性は皆、この格好。鼻ピアスをする女性も目立ちます。
パナマシティの繁華街でもこの衣装のままのクナ族の女性を目にできます。
<モラ>
なんと言っても有名なのがクナ族の手工芸品の刺繍、「モラ」。
色合いやデザインが独特で、とても美しく、 買うと1枚5~15US$程。
パナマシティのお土産屋でも売っていますが、
やはりこちらの方が2、3割は安いですし、品揃えも多いです。
これをお目当てにやってくる観光客も多いようです。
軒に掲げられた美しい「モラ」。
幾重にも重ねた色とりどりの布で作っていく。
そのデザインが独特。
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